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使命感的な何かが湧き上がってきたら更新するブログ

めざましテレビはいかに「モーニング娘。」を伝えたか。(2011年編)

軽部さんて51才なんですね! 前回からの続きです。

基本的に自前の「モー娘。フォルダ」調べなので抜けてる部分あるかもですが、とりあえずいきます。

2010年「めざましテレビ」において最後の「モーニング娘。」関連ニュースは、いわゆるプラチナ期の終焉、亀井絵里ジュンジュン・リンリンの卒業コンサートを報じたものでした。

明けて2011年、中野サンプラザで行われた冬のハロコン「歓迎新鮮まつり」初日公演にて約4年ぶりとなる新メンバーの4人「9期メンバー」が加入します。

モーニング娘。史における歴史的分岐点であり、ヲタ的には超ビッグニュース&サプライズ(フクムラ降りといで的な意味で)だったんですが、「めざまし」さん、ここは華麗にスルー。

まあ正月の芸能ニュースって4日とかにまとめ出しになる関係上、競争率が高かったんでしょう、北斗晶佐々木健介ファミリー正月ハワイ旅行とか気になる芸能情報てんこ盛りですから。

ちなみに日テレ「PON!」ではスマイレージレコ大最優秀新人賞がらみでハロコンを取材、少しだけ「新メンバー加入」についても触れています。あと名古屋テレビ「どですか」で中日スポーツの記事を取り上げ地元出身の鈴木香音モー娘。入りした事をサラッと伝えています。道重さゆみ宇部時報みたいなもんですね。

このくらいの時期からJIJIPRESSなどのYoutubeを使った「動画ニュース配信」が登場し始めます。9期メンバー加入のニュースもここで見ることが出来ました。

この当時は今ほど高画質ではないものの「地上波の芸能ニュース」では短時間にバッサリ編集されるような情報も、ほぼソースそのままに配信される情報量の多さと速報性、ネット環境にあればいつでもどこでも見れちゃう便利さも手伝い、ヲタライフの充実をさらなる高みに押し上げるものとなりました。

ただし、もとから興味ある人が対象となる情報をピンポイントで選択して見る「動画ニュース配信」と、不特定多数の視聴者に、まあ言葉悪いですけど情報の押し売りが出来る「地上波の芸能ニュース」では目的がかなり違ってくる。特に「宣伝」という側面において興味ない人にこそ知ってもらわなきゃ意味無いですから。んーこの流れであれなんですが。

そこで「めざまし」さんですよ。

 高橋愛道重さゆみによる「ライサバ写真集」発売記念握手会(新宿福家書店)の模様から。知ったかクイズ道重さゆみ

「秋ツアーをもって卒業を発表したリーダーの高橋愛

「新メンバーを迎え9人体制となった新生モーニング娘。

 高橋愛譜久村聖生田衣梨奈による「ファンタジーDX写真集」発売記念握手会(新宿福家書店)の模様から。

「今年1月に加入した譜久村聖さん、生田衣梨奈さん」

高橋愛さんは来月モーニング娘。を卒業」

日本武道館で行われた高橋卒コンの模様。

「ラジオ番組などで共演する明石家さんまさんが駆け付け会場を沸かせます」

モー娘。在籍10年、リーダーを一番長く努めファンからもメンバーからも愛された高橋さんは新たな一歩を歩み始めます。」

  • 2011年11月24日 モベキマス新曲イベントにファン1万人 

 「ブス哲」発売記念イベント@よみうりランドの模様

「新しいモーニング娘。が初パフォーマンスを披露しております。新リーダーは新垣里沙さんです。」

 

めざましテレビ」さん、ここ最近のモー娘。’14に対する怒涛の大プッシュ具合からすると考えられないくらいのうっすい報道ぶりです。

むしろ報道されなさすぎて逆に話題となる、こんな事件もありました。

  • 2011年9月20日 オリコン速報 日韓ガールズグループ波にのる

 高橋愛、在籍最後のシングルとなった「地平本願*1」がオリコンで2位に入るも「めざまし」と「ZIP!」からピンポイントでスルーされるという、当時のモーニング娘。の冷遇ぶりを如実に表す一件であり、狼の電通スレが最高にヒートアップした瞬間でもありました。

フジと日テレが韓流とAKB宣伝の為にオリコン売上ランキングからモー娘を除外  まとめサイト -Gラボ-

 

   こんな事もあったんで、むしろ「高橋卒コン」の思いのほか手厚い報道ぶりには「どうした!めざまし!」と驚くとともに、やはり芸能界のビッグネーム明石家さんま娘。コン」初参戦のトピックに負うところが大きかったんじゃないかと、お笑い怪獣恐るべしです。

AKB48にK-POP勢、アイドル戦国時代から台頭してきた「ももいろクローバーZ」に加え、「ドリームモーニング娘。」なんていう最もやっかいな存在まで登場した2011年。

この年、プラチナ期の象徴として君臨した高橋愛の時代が終わり、新しい時代を作るべく一気に血の入れ替えが始まります。「卒業」と「加入」を繰り返すという本来このグループが持つダイナミズムの復活であり、それはヲタ的にも「あーこんなんやった」という久しぶりの感覚でした。またかつてヲタだった人たちも、そんな匂いを嗅ぎつけてか鮭が川を上るように続々と出戻ってくるという珍現象まで起こる始末。

1月の「9期メンバー」加入に続き、9月には「10期メンバー」加入、そして夏頃に行われた「スマイレージ2期メンバーオーディション」において後に「11期メンバー」となる小田さくらの発掘という、現在「モーニング娘。’14」を構成する全てのパーツがここに出揃ったわけです。

勝負の年である2014年 に向けて準備段階に入ったのが2011年という年だったんじゃないかと、今となっては思うわけですね。

現役メンバーを差し置いてOGである「ドリームモーニング娘。」が歌番組やらなんやら派手に活躍する事に当時は憤慨していたもんでしたが、一気に若返った新生モーニング娘。が再びメディアに打って出るまでの話題つなぎとしては必要な役割だったと、今では好意的に考えられるまでに僕も成長しました。

まあ上手い「まとめ」も考えられず、これといった着地点も見つからないわけですが、このへんで今回は勘弁して頂きたいと思います。