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使命感的な何かが湧き上がってきたら更新するブログ

東別院の桃色スパークリング

生タマゴShow!の話になります。御堂会館、東別院ホールと2週に渡って真宗大谷派色の濃ゆい会場で開催されたわけですが、何を隠そう全部巡礼してきました。

積もる話もほどほどに、早速一人スレからセットリストをお借りしますと、こんな感じ。

【出演】ハロプロ研修生こぶしファクトリー
ハロプロ研修生山岸理子一岡伶奈加賀楓岸本ゆめの井上ひかる横川夢衣新沼希空段原瑠々船木結竹村未羽斎藤夏奈
浅倉樹々・小野田紗栞・橋本渚・堀江葵月・小片リサ・島野萌々子・谷本安美・高瀬くるみ(新人)
こぶしファクトリー藤井梨央広瀬彩海野村みな美小川麗奈浜浦彩乃田口夏実和田桜子井上玲音

 

M1 Say!Hello!(ハロプロ研修生曲) ハロプロ研修生
M2 女の園(ハロプロ研修生曲) ハロプロ研修生
M3 さくら満開モーニング娘。さくら組曲) 山岸・岸本・井上(ひ)・浅倉・小野田・橋本・島野 昼公演
桜→入学式Berryz工房曲) 浅倉・小野田・橋本・堀江・小片・島野・高瀬 夜公演
M4 桃色スパークリング℃-ute曲) 岸本・段原・船木・浅倉・小野田 昼公演
旅立ちの春が来た(アンジュルム曲) 山岸・一岡・加賀・岸本・井上(ひ)・段原・船木 夜公演
M5 甘酸っぱい春にサクラサクベリキュー曲) 加賀・岸本・和田・藤井・井上・横川・新沼・段原・船木・竹村・小野田・高瀬
M6 coming soon… カントリー・ガールズ 東京公演のみ
M7 coming soon… カントリー・ガールズ 東京公演のみ
M8 モーニングコーヒーモーニング娘。曲) 山岸・一岡・橋本・堀江・小片
M9 あなたなしでは生きてゆけないBerryz工房曲) 岸本・和田・藤井・井上(ひ)・横川・新沼・竹村・小野田
M10 まっさらブルージーンズ℃-ute曲) 浜浦・田口・段原・船木・浅倉・島野・井上(玲)
M11 夢見る15歳アンジュルム曲) 小川・野村・加賀・広瀬
M12 念には念 こぶしファクトリー
M13 テーブル席空いててもカウンター席(ハロプロ研修生曲) ハロプロ研修生
M14 恋したい新党(ハロプロ研修生曲) ハロプロ研修生
M15 「アイドルはロボット」って昭和の話しね(ハロプロ研修生曲) ハロプロ研修生
M16 おへその国からこんにちは(ハロプロ研修生曲) ハロプロ研修生
M17 青春Beatは16(ハロプロ研修生ハロプロ研修生

 出演者はハロプロ研修生こぶしファクトリーとなっていますが、「こぶし」として歌うのはM12「念には念」のみで後は普段どおり。カントリーガールズの出演は東京公演限定なので全15曲ということになります。取り敢えず印象に残った事をズラズラっと。

桃色スパークリング(岸本・段原・船木・浅倉・小野田)

昼公演のみの回替わり曲。前回の生タマゴからの新加入組でモーニング娘。12期オーデ最終合宿メンバーだった浅倉と小野田、そして岸本、段原、船木という現行の研修生では歌唱スキル上位メンバー3人によるパフォーマンス。、

生タマゴ初登場の前回、未経験者ながらダンスで非凡な才能を発揮し注目を集めた浅倉樹々ですが、歌に関しては全くの未知数。この曲では愛理パートということで、いきなり歌い出しを担当するも、まだまだ探り探りで不安定な歌唱。

歌い出し以外のパートや、ゆったりとした曲調の「桜→入学式」なんかだと、しっかりと声も出ていたので、歌自体は別に苦手なわけではないようです。リハーサル日記を読むかぎり、練習熱心というか鞘師的な求道者っぽい匂いがするので、本人が課題に上げてるようにリズムの正確性を掴むことによって、まだまだ歌の実力を伸ばしてくるんじゃないでしょうか。

公演全体を通しての歌割りも多く、やはり相当期待されてる事が窺われます。あと、千秋楽の東別院夜公演で自枠席が下手寄り前方の「まっさら浅倉ラミラミ」パワースポットだった事を最後に報告しておきます。

段原瑠々はアクターズスクール広島出身ということもあって、いわゆる「歌うまキッズ」的な存在と思われがちですが、おそらく段原同様ここ数年開催された「娘。オーディション」には全国各地から歌自慢のスクール生が数多くエントリーしてきたものと思われます。にも関わらず実際モーニング娘。にストレートインしてきたメンバーの顔ぶれを見てみると「段原」どころか一般の中高生レベルの平均値を余裕で下回るような、まあ誰とは言わないまでもいるわけです。

歌唱力に定評のある「小田さくら」やアンジュルムの「室田瑞希」にしても「ハロプロ研修生」としての活動を通じて才能を開花させたパターンで、元々即戦力級に歌がうまかった訳ではありません。要するに「完成品」を求めてないフシがある。

じゃあ何故にバリバリの歌うまスクール生だった段原のみに「ハロプロ」の門戸が開かれたのか。その答えがこの「桃色スパークリング」にはあったと。そんな風に思うわけです。

実に自然体な歌声といいますか、歌のうまい人にありがちな押し付けがましい所が一切なく、肩の力の抜けた、力みのない軽やかな歌唱です。ちょっとハスキーがかった少年ぽい歌声は確固たる個性を主張し、得難い魅力の源泉となっています。つまり聞いていて気持ちのいい歌声なんですね。あの、大風呂敷を広げたわりに理由がいまいち頼りないと見る向きも無きにしもあらずですが、先に進みますよ。

浪速の黒豹という言葉を想起させる岸本ゆめのには、今回の生タマゴShow全体を通してエース級の見せ場が与えられました。「桃色スパークリング」に関しては中島パート担当という事で歌割り控え目でしたが「あなたなしでは生きてゆけない」ではパワフルなボーカルを爆発させ、新沼希空とともに歌唱力の成長ぶりを見せつけました。短いようですが先を急ぎます。

とかくキャラクター性やビジュアル面ばかりが注目されがちな船木結ですが、彼女の持つ最大の特性はその声にあると思うわけです。あんなクリクリした感じのルックスに似合わぬハスキーボイス。あと、自己プロデュース過多というか試行錯誤し過ぎて逆に面白いことになってる時がある。おそらく「桃色スパークリング」を想定して書いたと思われる船木のリハーサル日記の記述です。

今回のツアーは春っぽい可愛い曲が多くて、私は声が太いので女の子らしい声を出せるように練習しました!!!

彼女の自己評価だと「太くて女の子らしからぬ声」をしているそうなのですが、ハスキーなだけで別に太いわけじゃないし、十二分に女の子らしい可愛い声だと思うんですよね、ハスキーなだけで。でも船木自身はそう思ってないもんだから、おそらく「桃色スパークリング」を歌うにあたってその辺を過剰に意識しちゃってる。おそらく家でもバッチリ練習してきたのしょう。で、結果やりすぎて何だか物凄くブリブリした歌い方になってしまうという。この一見、策士策に溺れてるように見えて、図らずもさらなる新境地を開拓してしまうあたりの非凡さが船木なのだなあと。船木の深みを噛みしめるわけです。

あの、ここまで書いといてアレなんですが、本当は理子ちゃんコールがこだました「モーニングコーヒー」での堀江葵月の侮れない歌の上手さやら、クール浜ちゃん大活躍の「まっさらブルージーンズ」、あと「夢見る15才」での加賀楓広瀬彩海の事なんかも書こうと思っていたのですが、このペースだと到底書けそうにありません、なので書きません。

今回セットリスト的に見どころが多く、その中でもベストだったのがこの「桃色スパークリング」という事になる。それで、結局のところ何が一番書きたかったのかというと、つまり小野田紗栞が思いのほか良い声だったという話です。

浜松の鞘師里保

小野田紗栞は「ハロプロ研修生」に加入する以前、地元浜松にある芸能スクール「ヒーローズアカデミー」に所属しており、そこで「ぷりんせす♪りぼん」なるアイドルグループの一員として、いわゆるロコドルとして活動していた経歴を持ちます。

この辺りの活動はYoutubeに動画がゴロゴロと転がっているので、片っ端から漁りまくった方ならご存知の事でしょうが、地域密着型の活動を中心にしており、おもに地元のお祭りや催し物会場での屋外ステージでパフォーマンスを披露していたようです。

www.youtube.com

元気溌溂ジャージャー系の応援スタイルですが、ダンスしながらの生歌パフォーマンスからは、それなりに厳しいレッスンの跡が窺えます。

2013年、NHK連続テレビ小説あまちゃん」ブームの頃に開催された「全国『あまちゃん』マップ!あなたの町おこしキャンペーン」では静岡県代表にも選ばれ、ロコヲタ界隈では知る人ぞ知る存在だったのかも知れません。ちなみに栃木県代表には「とちおとめ25」*1群馬県代表にはCoCoRo学園*2が選ばれています。

 オリジナルCDも2枚リリースされており、在庫が残ってたらおそらく買えるんじゃないでしょうか。何かヒーローズアカデミーの回し者みたいになってますが、一応貼っときます。

ダウンロード販売もありました。別に回し者ではありません。

http://song-maker.com/produce.html#sell

南波一海氏編纂による全国のロコドル楽曲を集めたコンピレーションCDにも2ndシングル「プリティ♪ぷりんせす 」が収録されています。ちなみにモンソレイユ415*3の楽曲も収録されているという豪華版。

何か「ぷりんせす♪りぼん」の宣伝隊長みたいになってますが、現在「ぷりんせす♪りぼん」は活動していません。まあ「さおりん」が辞めちゃったからなんですが。

小学生3人組ユニットとして「ぷりんせす♪りぼん」が結成されたのが2010年10月31日ですから小野田は小学3年生からアイドルとして活動している事になります。

途中メンバーが1人抜けてからは小野田紗栞と谷本ますほの2人組グループとして地元浜松を中心に活動を続けていたわけですが、昨年「ぷり♪ぼん」の活動と平行して参加したモーニング娘。’14 <黄金(ゴールデン)>オーディション!」によって小野田と「ぷり♪ぼん」に大きな転機が訪れます。

持ち前の「ハロプロ顔」によるものか、はたまた長年培ってきた歌とダンスによるものなのかは分かりませんが、激戦を勝ち残り「尾形春水」「野中美希」「島村嬉唄」「小関舞」らとともに最終合宿審査まで駒を進めることになったのです。モーニング娘。12期メンバーの線からは漏れたものの「ハロプロ研修生」への加入を打診されるわけですよ小野田は。「君もおへその国に入ってみないか」とね。

日本全国で活動する「ロコドル」たちが、昨年行われた「モーニング娘。12期オーディション」に参加していた事は「南波一海のアイドル三十六房」での橋本慎氏の発言からも明らかで、実際、三次審査落選から「カントリー・ガールズ」に選ばれた森戸知沙希や、舞台出演の都合で加入時期が遅れたものの小野田同様「ハロプロ研修生」に加入した高瀬くるみのように「ロコドル」界ではソコソコ名の知れた存在までもが「ハロプロ」を目指すという。これは別に「ハロプロ」に限った話ではなく、ローカルから脱しメジャーに進出するという傾向は確かにあるようです。

甘いのか厳しいのか基準のよく分からない審査をくぐり抜けて、実際に「ハロプロ」に入ってくる「元ロコドル」は氷山の一角に過ぎないのでしょう。

小野田紗栞は「THEジュニアアイドル」然とした見た目から受ける印象とは違い、意外と声がしっかりしている、どう表現したらいいのか難しいのですが、太甘い感じというか独特の歌声を持っているんですね。傾向としては藤本美貴とか萩原舞みたいな感じ。似ているわけじゃなくて傾向としてあの感じ。

でね。思いのほか長々と書いてしまい自分でもびっくりしてるのですが、新入りにもかかわらず結構な出番があったんですね、小野田には。その中でも一番いい感じで小野田の歌声が響いてたのが「桃色スパークリング」のこの部分だったと、これが言いたかった。

冷んやりな【船木】
キスをしちゃうよ Oh 【小野田】←←←← ここ!!
スパークリング CHUッCHU【岸本】
Un シュワッシュ【全員】

 あの、これが言いたかっただけなんです。 

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*1:現在「ハロプロ研修生」の高瀬くるみが在籍していた。

*2:現在「カントリー・ガールズ」の森戸知沙希が在籍していた。

*3:現在「ハロプロ研修生」の竹村美羽が在籍していた。