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使命感的な何かが湧き上がってきたら更新するブログ

新世代の胎動と「娘。'19 LOVEオーディション」

夏草や兵どもが夢の跡。いかかがお過ごしでしょうか。

ネット環境を完備されている方なら既にご存知のように、赤羽橋ハロプロ本陣(パシフィックヘブン)よりお届けされたYouTubeライブ配信番組「ようこそ!モーニング娘。'19 新メンバーお披露目特番!」において、ついに「15期メンバー」の全貌が明らかになりました。


ようこそ!モーニング娘。'19 新メンバーお披露目特番!

数々の予想、憶測、偽リーク情報が飛び交うなか、難関を突破して15期メンバーに選ばれたのがこちらの3名。

北川莉央 (きたがわ りお)東京都出身 高校1年生 15才
岡村ほまれ(おかむら ほまれ)東京都出身 中学2年生 14才
山﨑愛生 (やまざき めい)北海道出身 中学2年生 13才

知らない子が2人とハロプロ研修生北海道からの1人。唯一の知ってる子は「北研」最年少メンバー、ザキメイこと「山﨑愛生」ちゃんでした。

発表前日に書いた15期予想エントリーの中で、あれこれ御託を並べつつ最終的に到達したファイナルアンサーがこちらの2人。

清水紗良(ASH)

米村姫良々(ハロプロ研修生

どうでしょうかね。まあ細かい事を抜きにすれば、ほぼ当たりと言っても問題ないでしょう。 

lin2t.hatenablog.com

過ぎたことを悔やんでも一銭の得にもなりません。さっそく上記エントリーを「再検証」がてら読み直してみたところ、まず内容より何より誤字脱字の多さや文法的におかしな部分が目について仕方ありませんでした。これ15期発表までの時間が迫るなかで、ろくに見直しもせず一気に書き上げちゃったもんだから目に余るものがありました。さすがに気になった箇所は編集画面でポチポチと修正することにしたのですが、物はついでとばかり最終結論もこんな感じで修正しちゃおうかしらと妙な考えが頭をもたげ…

一般からの合格者2名

山﨑愛生(ハロプロ研修生北海道

紙一重のところでギリギリ踏みとどまりました。これは危なかった。危うく悪魔に魂を売るところでした。清水健太郎さんの気持ちがようやく分かったような気がします。

冗談はさておき、自分で言うのも何ですが「読み」自体は大筋で間違っちゃいないと思うわけですよ。最終的な答えを導き出す過程において、どこかでボタンの掛け違いが起こってしまったようです。このあたりを再検証していきしょう。

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今回の娘。15期オーディションは12期の尾形春水」「野中美希以来となる約5年ぶりの一般合格者が誕生しました。ここ数年来続いてきたハロプロ研修生からの昇格者偏重の流れを断ち切ってモーニング娘。内の一般合格者比率をわずかながらも押し戻した結果になります。そんな大層なことでも無いように思われるかも知れませんが、割と重要なポイントだと思うわけですね。

かつてのモベキマス時代のハロプロ「娘。オーデ合格者」*1モーニング娘。ハロプロキッズBerryz工房℃-uteハロプロエッグ真野恵里菜スマイレージというように、そもそもの出身母体が異なるグループによって構成されていたわけですね。モーニング娘。と他のハロプログループでは最初から出自が異なっていた。

しかし2010年のハロプロエッグ再編成を経て、つんくによる「譜久村降りといで!」以降その壁は崩され、研修機関であるハロプロ研修生を軸として構築された今に至る「ハロプロ」の流れが出来上がるわけですね。モーニング娘。も「オーディション合格者」と「内部昇格者」が内在するグループへと変貌を遂げる事になる。そして年を追うごとに娘。内「研修生率」は上昇の一途をたどり、13期に至っては一般参加者からの該当者なし、研修生からの昇格者のみという結果に終わります。

ハロプロメンバーが倍増した2014年の「研修生大量昇格期」以降に加入した現役メンバーで純然たる「娘。オーディション合格者」野中美希ただ一人。その大半を研修生出身者が占めているわけですから、メンバー構成上「こぶつば」と大して変わりません。原材料は同じなのにパッケージだけを変えた商品というか「カップヌードル」と「スープヌードル*2の関係というか。これではモーニング娘。と他のハロプログループの違いが単なる「看板」の違いとの誹りもまんざら嘘とは言いきれない。モーニング娘。モーニング娘。たらしめる最大のファクター「オーディション合格者」のグループ内含有率向上は急務であり、もはや「待ったなし」といえる危機的状況にあったわけです。

ここまで長文で力説しておいてアレですが事務所的には「たまたまやで」という可能性もあるのでこれ以上は言及しません。いずれにせよ過去オーデでの度重なる「該当者なし」の影響か、単純に少子化によるものかは分かりませんが、少し寂しいオーディション参加者「約4500人」の中から2人の「一般合格者」が誕生しました。

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岡村ほまれ

久しぶりの義務教育メンバーとなる東京都出身の中学2年生。「ほまちゃん」「ほまほま」「ホマ・オカムラ」どのように呼ばれるのかは分かりませんが、スラリとしたモデル体型で、CMとかに出てきそうな分かりやすい美少女といった風貌。 というか実際に「キッズモデル」やら「テレビCM」やら、並の「ハロプロメンバー」より芸能人らしい活動経歴の持ち主である事が光の速さで判明しました。彼女は「多摩っ子バブルス」なる組織で幼少期より様々なダンスを習得していたようで、グラサンの番組では高いヒールをもろともせず堂に入った「タップダンス」を披露していました。これまでタップといえば小片リサみたいな所がありましたが、これはどうも完膚なきまでに叩きのめされたようです。

しかし当然のことながら、オーディションに参加した4500人の中には彼女のように幼少期から子役的活動を経験してきた、芸能志向の強いタイプの子たちが山ほどやって来たはずです。なのに何故「ほまぴっぴ」にのみ白羽の矢が立ったのか、どうしてアップフロント首脳陣が「ほまちゃんちょうだい!」となってしまったのか。その答えは「モーニング娘。’19コンサートツアー秋(仮)」まで今しばらくお待ち下さい。

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北川莉央

15期メンバー発表直後からホットな話題を提供した東京都出身の高校1年生。何でもSNSで荒ぶっていたとかで「あかねちんが泣かされちゃう!」と素行に対して不安視する向きもありましたが、逆に考えると「芸能活動」からは縁遠い普通の学生生活を送ってきた証左みたいなもんですからね。そういった子をあえて取ったとも解釈できるわけです。年齢的にもこれまで「最年少」だった羽賀朱音と、これから「最年少」になる2人のちょうど中間的なポジション。高校生加入といえど現在の「ハロプロ」でいえば「西田汐里」「江口紗耶」と同級生にあたる年齢で、尾形春水が入った時の鞘師里保」や「宮本佳林なんかと比べたら随分と若手感がありますね。ちなみに西田が13期1回目、江口が13期2回目の娘オーデションを経由して「ハロプロ研修生」に加入した事を考えると、このタイミングで合格を引き当てた「北川」の強運ぶりが窺われるというものです。

「和風うす顔系ハロプロ顔」の系譜にある端正な顔立ちで、あのグラサンが一歩リードしていると謎の太鼓判を押してしまうぐらいヲタ好きするビジュアルの持ち主。しかし「歌が得意」と自称する反面「ダンスの経験が無い」というネックも抱えています。年下の同期2人が経験者なだけに相当な苦戦を強いられる事が予想されますが、その壁を乗り越えて「歌割り」をたくさんゲット出来るのか、はたまた新番組「北川莉央のVSゴルフ」のお知らせがあるのか。その答えは「モーニング娘。’19コンサートツアー秋(仮)」まで今しばらくお待ち下さい。

「娘。'19 LOVEオーディション」合格者、予想と総括。

結果としましては、ヲタの情報網に掛からなかった未知なる一般合格者が2人。それぞれ経歴やタイプの異なる「岡村ほまれ」「北川莉央」の2人が15期メンバーとなりました。いずれも東京都出身であり、アクターズスクール広島の「清水さん」という私の予想とは、その方向性からして全く逆のベクトルを持つものであったわけです。

冷静に分析すると、大きな世代交代の波であった9期加入時の鞘師里保のイメージを同じASH出身の「清水紗良」に重ねて合わせてしまった部分が大きかったような気がします。西国から次世代のエースがやって来てグループを新たな時代へと導いてくれる的な「ハロプロ貴種流離譚」のような夢を見てしまったのでしょう。その根底には鞘師卒業以降空席のまま残されたポジションを埋めてくれる「エース待望論」的な思考が少なくとも働いていた事は認めざるをえません。未知なる15期メンバーに鞘師の幻影を見た、夏の日の幻であったと結論づけられるわけですね。Mr.サマータイム的な意味において。

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山﨑愛生

一般合格者が2名となった事で、いわゆる内部昇格者であるハロプロ研修生からの昇格は大変な狭き門となりました。たった1つ用意された「15期メンバー」の椅子に座ったのは「ハロプロ研修生北海道」最年少メンバー「山﨑愛生」ちゃん中学2年生でした。世のハロヲタが夢中になって予想に明け暮れた、その正解が彼女だったというわけです。

予想というのはつまり自身の願望ではなく、いかにアップフロント首脳陣が15期に求めているビジョンを的確に読み切れるかの作業みたいなものといえるわけです。今現在のモーニング娘。’19」は人気的にも興行的にも過不足無く充実しており、数多いる女性アイドルグループの中でも取り分け女性からの支持が厚い事でも知られています。実際、今の良い感じのバランスを崩してまで新メンバーを入れる事に必要性を感じないなんて意見も散見される。

そういった中で、今現在のグループに融合するメンバーというよりも、次の一手を睨んだ次世代を背負うメンバーとして「ザキメイ」が浮上したという事なのでしょう。このあたり事務所サイドも「パンダさんパワー」やら、今でこそ多少マシになりましたが初期「北研ラジオ」で見せた壊れたロボットみたいな喋り方といったトリッキーなキャラクター性に惑わされること無く、冷静にパフォーマンス面での非凡な才を見極めたうえで下された結論だと思われます。

彼女は過去2回の「実力診断テスト」で、いずれも自身の特技をパフォーマンスに取り入れるといった試みを敢行しています。2018年は得意の英語を全面に押し出した「Wonderful World (English Ver.)」で歌唱賞を獲得。今年は習っていたという器械体操をパフォーマンスに取り入れた「夢幻クライマックス」で挑みました。つまりイントロや間奏部分でマイクをいったんステージ上に置いて、ひとしきりマット運動の技を披露してから再びマイクを拾って歌い出すという方式です。これはもう風見慎吾さんの「涙のtake a chance」以来じゃないですかアクロバットと生歌のハーモニーなんて。しかし直線的にベストパフォーマンス賞を狙う上では蛇足のような気がしないでもない。何だけど、そういう所にサービス精神を盛り込んでくる心意気は嬉しかったりするわけですね。

前回のエントリーで昇格メンバーは「遊び要素の少ない直球ストレートな人選をしてくる」と予想していましたが、確かにザキメイが一番速い球投げられるやつでした。これは完全に見逃し三振です。

新たなグループ誕生の可能性について

大きな読み違いとして「15期」が現行メンバーとは年の離れた次世代メンバーであるにも関わらず、完成されたグループに融合するための突破口として「米村姫良々」の重要性を考えていた点にあります。つまり「5期」や「12期」の時のように先輩メンバーにたいして萎縮してしまう事への危惧から「きらら」を最良のチョイスとして有能な調整役と捉えていたわけですね。しかし実際は「同世代の後輩」というわけでもなく「15期」は年の離れた後輩ポジであり猶予期間は十分にあるわけですから、そこまで重要視するポイントではありませんでした。あとやはり願望としてキララが娘。で暴れる姿は見たかったというのが正直な思いです。

さて、 唯一のモーニング娘。15期メンバーの椅子が「北研」に渡った事によりハロプロ研修生はそっくりそのままの形で残されたわけです。一連の昇格人事で3人の昇格メンバーを排出した「北研」もまた15期を有力視されていた「石栗奏美「佐藤光」そして活動休止中ながら「みのりんご」もまだ控えている。

現在のハロプロ「新グループ」を立ち上げるには非常に困難な状況にあると思われます。これは人員的にもグループの数的にもアップフロントの運営能力的にもフルハウスといえる状態にあるからです。しかし、その一方で現行抱えているハロプロ研修生のラインナップを見るにつけ、どう考えても新しい箱の立ち上げは不可避だと考えざるを得ない状況にある。

グラサンの番組で一般合格者の口から「娘。'19 LOVEオーディションでは合宿審査が行われていた事がサラリと明かされていました。当然これ「北川」と「岡村」の2人だけが参加したとは考え難く、あと一歩で「15期」に届かなかった他の合宿参加者の存在を示唆するものと捉える事が出来る。6月の研修生発表会では東名阪各会場で父兄同伴で見学に来たと思しきハロプロ研修生30期」の存在も確認されています。

11期オーディション参加メンバーから本格化した、オーデ参加者の横滑り式ハロプロ研修生加入システム。この時に加入したのが牧野真莉愛」「加賀楓などの17期。別ルートながら17期として加入した金澤朋子を最後のピースとして立ち上げられたのが「Juice=Juice」という事になる。

12期は2回目のオーディションで合格者が生まれ、その合宿メンバーだった浅倉樹々」「谷本安美」「小野田紗栞が研修生に加入します。また同時期に活動を終了していた「NGP」から小片リサら「ナイスガールトレイニー」のメンバーも合流します。彼女たち22期を最後のピースとして立ち上げられたのがつばきファクトリーです。

メジャーデビューを目前に控えた「BEYOOOOONDS」を構成する2つのユニット「雨ノ森 川海」「CHICA#TETSU」それぞれ研修生歴的には「島倉りか」「江口紗耶」「岡村美波」がもっとも後からハロプロ研修生に入ってきたメンバーになります。これが2度目の13期オーディションの後に加入してきた27期。研修生的には最後のピースとなりますねこれ。

今回のオーディションは合格者を生み出しました。そして、おそらく9月の研修生発表会でお披露目されるのが「研修生30期」です。皆までは言いませんよ。いろいろ考える事はあるでしょうが、少なくともこの「30期」の顔ぶれをじっくり見定めてからでも遅くは無いと思うわけですよ。おそらく西口さんも同じ気持ちのはずです。彼はそういう男です。


モーニング娘。'19 新メンバー最速出演 譜久村&石田と「人生Blues」初披露【アイドルもういっちょプラス #13】

*1:藤本ミキティーや中国人留学生という特例はあったにせよ

*2:今は「あっさりおいしいカップヌードル」という商品名に変わったらしいです。

娘。15期発表前夜の「先乗りスコアラー」最終報告書

ツアーファイナル、日本武道館2DAYSでのお披露目が期待されていたモーニング娘。'19 LOVEオーディション合格者、ようするに「娘。15期メンバー」の発表は「Dohhh UP!」世代の我々が想像だにしなかった、まさかまさかのYouTubeによる生配信という近未来的なかたちで行われる事になりました。


モーニング娘。'19「人生Blues/青春Night」リリースイベントで圧巻パフォーマンス! 15期・新メンバーお披露目の生配信が決定

これまでの実績を鑑みて、当然ハロプロ研修生からの昇格者が出ることが既定路線とばかりに、いきおい「15期メンバー」の大予想大会がアチラコチラで展開されるわけですよ。ネットの片隅から団地の井戸端会議、果てはお洒落なバーのマスターとの会話において。

しかしながら、有識者のあいだで15期最有力と目されていた「松永里愛」および北研の「工藤由愛」が宮崎さん卒業にともない新体制に舵を切った「Juice=Juice」の新メンバーに選出された事から15期予想戦線は混迷に陥り、事態は風雲急を告げるのです。

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研修生発表会2019 6月 ~緑~@ Zepp Namba昼公演

ここで当たれば儲けものとばかりにツイッターやらヲタブログ界隈、最近流行りのハロヲタ系ユーチューバー関係ですか「Mっとくん」やら「加藤鷹S」「ハロヲタSテ」おまけに「テレ朝芸能Dスク」まで巻き込んで、我こそはと「15期予想」にしゃかりきになっとるわけです。

しかし中にはハロプロ研修生なんて普段なら鼻にも掛けないような手合までもが「ハロステの切れ端動画」やら「ネットに上がったアンオフィシャルな写真」を肴に分かったような口ぶりでアレコレ語りだしちゃう始末。これはいけませんよ。やはり実際に躍動する研修生をリアルに体感せずして何も見えてきません。そういった思いから、気がつけば大阪メトロ御堂筋線大国町駅」に降り立ち、ディープ大阪感の色濃い「木津市場」のアーケードを駆け抜けて、自作研修生Tシャツ蠢くZepp Nambaへとヌラリ分け入るのでした。

セットリストは狼の一人スレより拝借してこちら。

01.ドスコイ 全員
02.ジリリ 斉藤除く

MC まこと進行

03.悪いヒト 新曲 全員
04.マナーモード 小野 米村 松永 山田 中山 為永 窪田 出頭 山﨑
05.伊達じゃないよ 小野 米村 橋迫 為永 出頭
06.小生意気 窪田 斉藤 小野田 工藤 山﨑

MC まこと

07.セクセク 松原
08.きまぷり 石栗
09.夢幻 山﨑

MC まこと

10.ロクエロ 工藤
11.ガタメキラ 松永

MC まこと山﨑

今日は私が審査員!春の公開実力診断テスト~もう一つの結果発表
まことアラケン進行で実力診断テストの裏側トークでメンバーが他のメンバーに賞をあげる

12.元気君 山﨑 松原 小野田
13.マジグッド 小野 米村 橋迫(台詞) 松永 為永 出頭
14.おへそ 全員
15.純情cm 小野 米村 橋迫 山田 中山 窪田 松原 石栗 工藤

MC まこと進行

16.ドッカーン 全員
17.大器晩成 最後に降臨 降臨まで斉藤除く

東名阪で行われる「研修生発表」全6公演中、松永・工藤のジュース昇格が発表された翌日の大阪昼公演のみ一点集中型の参加です。当然ここが勝負とばかりに獲物を狙うスナイパーの目でもって、研修生全員の一挙手一投足を見逃すまいという気持ちで臨みました。座席は下手よりながら、そこそこ前目。空席の加減でステージまでの視界も開けており絶好のポジション。これは勝算ありです。

ところが大きな誤算が生じました。視界の良いステージ下手側を集中して見ていると、そこに「小野田華凜」ちゃんがヒョッコリやって来てしまい「先輩に追いつけ追い越せ」と小さな体で懸命に歌い踊る姿を見るにつけ「15期予想」どころの騒ぎでは無くなってしまったのです。気がつけば「15期予想」なんざ何処吹く風とばかりに通常営業で「研修生発表会」を楽しんでしまっている素直な自分がいました。

ここは「先乗りスコアラー」よろしく研修生一人ひとりを取り上げ、詳細なレポを書き連ねる中で「15期メンバー」を浮き彫りにしていくような方向性を予定していましたが、どうにもなりません。なので箇条書きでサラッと目に付いた点を書いていきますね。

  • 小野田華凜ちゃんが可愛らしかった。
  • 全体曲は大体「松永里愛」と「米村姫良々」の2トップ体制。「歌い出し」や「目立つソロパート」も多い。
  • 北研「山﨑愛生」の夢幻クライマックスの素晴らしさ。
  • 北研「石栗奏美」の魅せ方の上手さ。
  • MCコーナーきらら無双。
  • まことの衣装の季節感。
  • ドッカ~ン カプリッチオ

補足説明をしますと、 本来ならゲストポジションである「BYEOOOOONDS」がメジャーデビューを控え「CD予約イベント」行脚に忙しい状況から、今回は珍しく純度100%の研修生だけによる発表会が実現しました。そういった中で、今の研修生が「姫良々・里愛」の2トップ体制である事が割と明確に見えたという話です。

次に一般的な「ハロヲタ」にとってBP賞受賞からのジュース昇格という流れによって、どうしても研修生No1歌唱力が「松永里愛」という認識になりがちですが、タイプこそ違えど「山﨑愛生」も全然負けていないよと。むしろ「底知れなさ」という点においては「ザキメイ」が凌駕するなんて声もあります。今回の「夢幻クライマックス」を見ていて表現者として相当な玉であると再確認させられました。普段は「アバアバ」した喋りの子供じみたキャラなのに、一度歌いだせば別人格のように豹変して妖艶なまでの魅力を発揮するという。ある意味憂歌団の木村さんを思わせる大物歌手の片鱗が感じられます。

その一方で、同じく「北研」所属の「石栗奏美は魅せ方の上手さが光りました。得意なダンスとは違い歌唱に関しては「ザキメイ」「りあい」より一段落ちるかも知れませんが、表現やインパクトの付け方でそれを感じさせないクレバーさがあります。彼女は学業のほうも相当に優秀なようで、そのあたりの表現の研究にも余念がないのでしょう。スタイリッシュでかっこいい系のパフォーマンスに定評があることから「15期」に入れば女性客ウハウハみたいな意見もありますが果たしてどうなるか。

弁の立つことから中盤のMCコーナーで「まこと」や「アラケン」にとかく重用された「米村姫良々」。大阪名古屋の公演では「うるさい黙って!(指クイクイ)」という「まこと」お気に入りのフレーズをコーナーの締めで毎回やらされるはめになります。ここで言いたいのは、最初のきっかけとなった大阪昼公演で「きらら」が「おのこと」に実際言い放ったフレーズは「ちょっと静かにして!(指クイクイ)」だったという点です。なのに大阪夜公演以降まことの中で「うるさい黙って!」にセリフが変換されてしまっている。これ単純に「まこと」の老化による記憶力低下によるものなのか、はたまた「もっと頂戴!!」という、まことのトゥー・マッチな感情が溢れ出てしまった結果そうなっちゃったのか。今となっては知る余地もありません。いずれにせよ「きらら無双」だったという話です。

よく使われる言い回しで「エモい」「エモかった」「エモ過ぎた」なんて言葉があります。使い勝手の良さから手垢にまみれ過ぎており、出来れば使いたくない言い回しなのですが、今回ばかりはそうも言ってられなくなりました。早い話、ラス前の全員曲「ドッカ~ン カプリッチオ」に関しては「エモかった」以外に形容する言葉が見つけられないぐらい、とてつもなく「エモかった」のです。ライブに特化した脳天気な盛り上げ曲で、歌詞もナンセンスだしダンスもコミカルだし「悲しい」要素なんか微塵もないはずの楽曲ですよ。しかし、あの全力パフォーマンスの中に交錯する悲喜こもごもな感情が垣間見えてどうにもたまんなかった。まあ「正規メンバー昇格」とかね「研修活動修了」とか、そういった言葉が頭をよぎる中での「泣き笑い」みたいな、とにかく「最後の晩餐」感がエモ言われんかったわけです。

少し感傷的な気分で京阪電車に揺られていた私は「15期メンバー予想」に関してあらためて考え直さねばならない事に気づきました。研修生どうしを比較して「15期」を探り出すのでなく「ハロプロ」全体を見据えた、もっと大局的な見地から考えるべきだという事に。

3つの永久機関ハロプロの世代交代

宮崎さん卒業にともなう「Juice=Juice新体制 」として「松永里愛」「工藤由愛」という「ハロプロ研修生」からの昇格メンバーが新たに加わりました。2017年に「段原・梁川」の2人が加入した段階で既にオリジナルメンバーによる「5人体制」は終了しており、さらに2018年には稲場愛香も加わったとはいえ、宮崎卒業後もこのまま「6人体制」を維持していくという選択肢もあったはずです。ジュースに関しては少人数ながらメンバーの一騎当千感が強く、たとえ金澤朋子定年後に「5人体制」になったとしてもグループを維持することは可能だったと思うんですよ。そのまま「高木」「宮本」あたりがハロプロ卒業のタイミングでグループを終了させる事も出来たわけです。しかし世代の異なる「中学生」を新メンバーに加わえた事で永久機関グループ」に完全に舵を切ることになりました。

これによって「ハロプロ」には3つの永久機関グループが出来た事になる。実質休眠状態のカントリーを除けばこぶしファクトリー」「つばきファクトリーそしてメジャーデビュー前の「BEYOOOOONDS」というグループもある。これらのグループは比較的歴史も浅く、まだまだ活動は続いていくはずです。

いま「ハロプロ」に何が起こっているか。つまり現状「新グループ」を立ち上げるには非常に困難な時期にあるという事です。そうなると現行の「ハロプロ研修生」がデビューする為には既存のグループへの昇格という方法しかなくなる。しかしアンジュルムには昨年「太田遥香」「伊勢玲蘭」の2人が加入したばかりだし、ジュースは言わずもがな。かといって「こぶし」「つばき」までもが永久機関化してしまっては、にっちもさっちも行かなくなる。ハロプロにおけるグループの流動性が無くなってしまいます。

モベキマスからの真野恵里菜卒業と入れ替わりで作られたのが「Juice=Juice」であり、ベリキューの意思を受け継いだのが「こぶつば」なわけで、あえて言うなら「カントリー」を潰して立ち上げたのが「ビヨーンズ」という事になる。グループを新たに立ち上げる余地が今は無いわけです。

現在のハロプロ最年長は1995年生まれのジュース新リーダー金澤朋子で、この世代は「かなとも」ただ一人。歴代で見ても℃-uteの「まいまい」と「かなとも」だけの希少な世代です。つまりハロプロキッズオーデション」に応募できた最年少の世代という事になる。キッズオーデに1歳違いで間に合わなかったのが譜久村聖の世代で、全体でも石田と譜久村の2人しかいません。ここが「ハロプロ」における「谷間の世代」と言えるわけです。一つ上の1994年世代は「ベリキュー」の鈴木愛理菅谷梨沙子岡井千聖がいてスマイレージの福田・前田・和田の3人も同世代。2011年以降に加入した遅れてきた「キッズ世代」の飯窪さんと宮崎さんもいる。ひとつ下の1997年代以降が現在のハロプロの主流世代で20才前後にメンバーが固まっています。これは現在のモーニング娘。メンバーの世代分布的にも同じで、高校3年生の「あかねちん」が最年少というまるで「プラチナ期」のような状態になっている。ジュース同様「中学生年代」まで一気に世代交代を推し進める時期が来たように思われます。

ひとつ言えることは、現在の「ハロプロ研修生」が思いのほか厳しい状況にあるという事です。上の世代が詰まっている事で第2の「谷間の世代」になってしまう可能性が大いにある。実際「15期」を逃したら、次のチャンスがいつ訪れるか分からない状況です。新グループの可能性も薄い。米村や橋迫、27期、28期は、かつての段原や一岡と比べてまだ若いとはいえ、そのほどんが「小学生加入」で研修期間自体かなり長期化している。誰しもが「段原」や「一岡」のように鉄の意志を貫けるわけでもなく、アップフロント的にも有望者をいたずらに温存するのは危険な賭けといえるでしょう。15期に関しては遊び要素の少ない直球ストレートな人選をしてくると予想します。

しかし「13期」の時と違い、今回は「ハロプロ研修生」からの加入に関して一切明言されていません。

2014年の「12期オーディション」以降、一般からの一発合格者は途絶え、いったん「ハロプロ研修生」を経由してからのデビューが既定路線となりつつありました。そのやり口がバレて「オーディション参加者」が激減しちゃったのか、さすがに不味いと思ったのかは分かりませんが、昨年行われた「ONRY YOUオーディション」からは久々に合格者である「平井」「里吉」「小林」と何故かアンジュルム新メンバーに回された「伊勢」という一般参加から「研修生」を経由せずに直接加入した「ハロプロメンバー」が誕生しました。「15期メンバー」もこの時流に乗って一般からの合格者が出ることは確定的だと思われます。

まだ見ぬ一般合格者を占う

ネット時代の凄みとして感じるのは、どこのロコドルが急に卒業しただの、あの子はオーディション受けてそうだのといった「15期」をめぐるローカルな情報が知ろうと思えば割と簡単に知れてしまうという事です。とはいえ10期オーデの時の佐藤優樹や、最近で言えば「伊勢玲蘭」のようなネットの網にかからない未知なる候補者までは知りようがありません。なので「15期メンバー候補」の俎上にあがる人たちの中でもとくに「あやしい」と思われる優良物件のみをピックアップしていきます。

辻ちゃんの娘(希空)

これはカードとして強力ですよ。実現すればメディアが黙ってないでしょう。好き嫌いや評価は別にして「娘。黄金期」を代表するメンバーの子供が「モー娘。」に入るわけですから実に分かりやすいトピックですよ。2014年あたりの「再ブレイク」キャンペーンの時も色々な意見がありましたが、結局あの時に電通だかなんだかに足元見られながらもメディアに数多く露出したことによって「まーどぅー尊い系の人たちをはじめ、かつて夢中になっていた「ハロプロ」を大人になってから「再発見」したような新規の客層を呼び込む事になりました。

今や「モーニング娘。」のコンサートなんて男女比率が一昔前からすれば飛んでもないことになっているわけですよ。あの時に蒔いた種が確実に花開いているわけです。なかには「中島Dスク」のような新規のおっさん層という副産物も生み出しましたが、いずれにせよメディアに取り上げられる事を考えれば「辻ちゃんの娘」は是が非でもモノにしたい案件です。

しかしオーディションの応募資格内とはいえ2007年生まれという事はまだ「小6」なんですよね。これ松原ユリヤ」「小野田華凜」と同世代じゃないですか。確かに「鞘師」や「佐藤まー」も小学生加入だったとはいえ、ちょっと今の「ハロプロ」だと若すぎるのかな。やはり今の御時世あからさまな「コネ入社」みたいなものは忌避される恐れもあるし、ハロプロ内でも扱いづらい「預かり物」みたいな空気が生まれかねない。

ということで、希空さん*1は「娘。15期」ではなく、いったんハロプロ研修生30期」として加入してもらい「みつばち先生」の優しい指導である程度揉まれたり、研修生発表会で「まこと」に体重を聞かれたりしながら「良きタイミング」を見計らって「16期メンバー」としてINするのがベストなのかな。

清水紗良(ASH)

色々な「ロコドル」や「スクール生」が噂されるなかで「これは!」と思わされたのが、かつてのエースメンバー鞘師里保や、我が軍の歌姫段原瑠々を排出した広島の名門「アクターズスクール広島」「清水紗良」さんです。彼女は2005年生まれなので「松永里愛」「中山田」「金るる」「ザキメイ」たちと同じ中2世代。

昨年スクール内ユニット「革命少女」でセンターをつとめロコドルNo1を決める大会「愛踊祭2018」に参加。その後グループは活動終了して、メンバーの一人だった「戸高美湖」アミューズさくら学院に加入。そのいっぽうで清水の去就が宙に浮いたままの状況で「15期オーディション」が開催されちゃったもんだから、当然これ「15期」じゃんと一部のハロヲタが鼻息を荒げて期待しているという状況にあるわけですね。

というわけで、鼻息を荒げながら「清水紗良」15期加入の可能性を様々な側面から探っていきたいと思います。そもそも「愛踊祭」という企画自体が「アップフロント」と浅からぬ関係にあるわけです。ハロヲタにとっては顔なじみの上々軍団が司会をつとめ、ハロプロのグループがアンバサダーを担当している。さらにあの橋本慎さんが審査員をしていたりもする。そして何より川村文乃「岡村美波」といった後にハロプロ入りした子たちが、かつて「ロコドル」だった時代「愛踊祭」に参加していた事から「橋本慎によるスカウト疑惑」が取りざたされた事もあります。もしこれが真実なら橋本ラインからの可能性があるのかも知れません。

ASHの先輩にあたる鞘師里保」「段原瑠々とは在籍した時代が違うため直接的な関わりはありませんが、段原の姉「段原梨里」は今もスクールにコーチ兼任みたいなかたちで在籍しており、清水とも当然のごとく面識があります。アップフロントの特命を受けて「るる」から「りり」へと段原ラインが暗躍し、さらに橋本慎が裏で糸を引くという構図が垣間見えます。

モーニング娘。が次の時代を見据えて、一気に世代を引き下げるのならベストな年齢だし「譜久村・小田」の次を担うメインボーカリストとしても期待できる。ハロプロ歌唱とは全く別物のクリアな歌唱なのも面白い。これは橋本慎さんの頑張り次第ですね。

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15期メンバー予想。最終稿

時間も無いので結論を急ぎましょう。

正直「15期」に関しては全く自信がない。ただ「Juice=Juice」がそれまで最年少だった「高3」の段原瑠々から一気に世代を下げて「中2」の松永「中3」の工藤を加入させた事からモーニング娘。’19」も同様に最年少で「高3」の羽賀朱音から下の世代に一気に「世代交代」を推し進めるんじゃないかと考えるわけです。なので、やはり、どうしても一般オーデからは

 

ASH 清水紗良

 

こうなります。そしてもう一人は、清水の非「ハロプロ」的な歌唱とは対局にある「ハロプロプロパー」な趣を持つ福田花音直系の歌声。「ハロプロ」生まれ「ハロプロ」育ちの「ザ・ハロプロ」な存在感から

 

ハロプロ研修生25期  米村姫良々

 

という結論に達しました。

今回は正直いって、ほぼ願望みたいなものかな。まあ全員高校生とかになっても言い訳はしません。

とりあえず明日の16時55分ぐらいまでスヤスヤ眠りますので起こさないでください。

*1:キソラじゃなくて「のあ」と読むらしいです。

米村姫良々とかいう無冠の帝王

しつこいようですが今年の「実力診断テスト」の話になります。

情報感度抜群の皆さんならご存知の通り、今年の「春の公開実力診断テスト」は「ガタメキラ」を歌った「松永里愛」がベストパフォーマンス賞に輝き、歌唱、ダンス、キャラクターの審査員特別賞三部門を「北研」勢が総なめするという結果に終わりました。

「癒やされましたで賞」の松原ユリヤさんも含め、賞に絡んだ研修生各人のパフォーマンスは確かに素晴らしかった。ケチをつける気など毛頭ありません。しかしながら、この結果だけをもってスキルや将来性を推し量り、格付けランキングさながら全てを掌握したかのごとき論調がまかり通るのもどうかと思うわけです。


Hello! Project 研修生発表会2019 ~春の公開実力診断テスト~ テスト順決定 大抽選会!

このような動画がアップされて「テスト順」や「披露楽曲」が明るみになった 段階からすでに「松永里愛」のBP賞を確実視する声は多かった。最終番手で「ガタメキラ」を選曲した松永が「BP賞争い」を占う上で相当強いという予想がなされていたわけですね。

そのいっぽうで、この曲は「実力診断向けじゃない」だの「BP賞は厳しい」だの「きららウィアラどうした?」だのと、その選曲に関して疑問を投げかけられるメンバーがいたことも事実です。どういう事か。

つまりこれ、実力診断テストも回を重ねることで、投票衝動に繋がりやすい、いわゆる票の集まりやすい楽曲に共通する特徴や傾向が過去のデータからあぶり出され、BP賞を占う上で、その「選曲」の重要性にユーザーサイドも気づき始めていたからに他ならないわけです。

914 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2019/05/04(土) 20:07:52.38 0
みんなが実力診断というゲームの攻略法に気づき始めてる中一人何も考えてなさそうな窪田が愛おしかったよ

窪田ならびに出場者はともかくとして、少なくともヲタの中に「選曲を制する者が実力診断を制する」的な空気が漂っていた事は否定できません。

そもそも実力を診断するわけであって「選曲」や「テスト順」に左右されるのは違うんじゃないのと一見すると思うわけですよ。しかし配られた同じ「問題用紙」を一斉に取りかかる従来のテスト方式とは異なり、披露する楽曲の選定から衣装やステージングに至るまで本人の「自己プロデュース力」に委ねられたのが「実力診断テスト」の公式レギュレーションです。振り付けにタコダンスを取り入れようが、裸足で器械体操しようが、眼帯猫耳つけて自分可愛いアピールしようが自由なのです。そこに面白みがあり、そこにつけ入るチャンスもある。

しかしですよ。いくら何歌おうが自由とはいえ「米村姫良々」の選曲には正直面食らいました。そそそそそそそそそ、

「そうだ!We’re ALIVE」って!!!


モーニング娘。 『そうだ!We're ALIVE』 (MV)

何というか研修生時代の牧野真莉愛が選んじゃいそうな、思いっきり「モー娘。黄金期」全開のナンバーじゃないですか。ガキさんがまだお豆ちゃん の頃のやつですよ。松永ユリヤとかが歌うならまだしも、研修生ほぼ全員から「米村さん」呼びされる立場の人間が歌うには、いくらなんでも「BP賞争い」を度外視した脳天気すぎる選曲に思えたわけです。

米村姫良々はまだ中学生ながら研修生歴は「小野琴己」と並んで最古参の25期。実力診断テストも今年で4回目になります。実力的にも申し分なく、いわゆる選抜常連組として「ハロプロ研修生」の中心的役割を担っており、おのことを差し置いて「若き研修生筆頭」のような立ち位置にある。当然のことながら「BYEOOOOONDS」立ち上げに伴い主力クラスがごっそり抜けた今回こそは「北研」勢や「松永里愛」とともに「BP賞有力候補」の一角として勝負に打って出ると思われていたわけですよ。にも関わらずの「ウィアラ」だもの。

実際に賞に絡んだ「ガタメキラ」「ROCKエロティック」「気まぐれプリンセス」「夢幻クライマックス」という楽曲が、総じて過去の「BP賞」受賞曲の流れを踏襲する「魅せる」「聴かせる」部分に重きを置いた「シリアステイスト」な曲調である事がわかります。これは「ウリャホイ」主導の通常のハロプロコンサートとは異なり、観客が受け身100%状態で演者のパフォーマンスと対峙する「実力診断テスト」ならではの特殊な環境を逆手に取った有効な「攻略法」でもあるわけですが、きららの選択した「ウィアラ」は真逆の方向性を持ち、むしろ「コミカルテイスト」な色彩を帯びています。

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あらためて実力診断テストにおける「米村姫良々」の軌跡を振り返ってみると、初参加の2016年は「好きだから」という一点の曇りなき理由から「The 摩天楼 ショー」を選曲。まだまだ身体的にも声帯的にも発育途上であり、スジは良さげながら「ちびっこ歌唱」の域を出ることはありませんでした。また初期「きらら」は顔のパーツの大きさに頭蓋骨の成長が追いついていない上に、ガッチリ目の歯列矯正具なんかも付けてたりして、どうにも交通安全教室の「けんちゃん人形」的なアクの強さを懸念する声もありました。しかし古来よりハロプロキッズハロプロエッグの成長過程を静かに見守り続けてきたベテラン有識者の指摘どおり、成長とともにソフトランディングされて徐々に「美少女化」の道をたどる事になります。このあたり「ハロヲタ」ゆえの、単に「目がなれてきた」だけなのかも知れませんが。

この年は同い年の同期入団で、同じ「姫」繋がりのキラキラネームホルダー「清野桃々姫」がいきなりの「BP賞」でロケットスタートをきめますが、同期とはいえ研修生加入前から界隈じゃそこそこ名の知れた「プロ子役」的実績のある「ももひめ」と市井のハロヲタ小学生に過ぎなかった「きらら」では最初からスタート地点が違っており、そもそも「きらら」を含め2015年のアンジュルムオーディション出身者で構成された「25期」は「育成枠」「チャレンジ枠」的な意味合いの濃い期であったように思われます。

少し脇道にそれたので本題に戻ります。ほどなくして素質の片鱗を見せ始め、翌2017年の「実力診断テスト」を迎える頃には若き実力者として賞への期待も高まっていた「米村姫良々」ですが、満を持して繰り出した都会っ子純情は、どこか不完全燃焼感の残るインパクトを欠いたものとなり箸にも棒にもかからない結果に終わります。これ結局、きらら本人の弁によると「本番で凄い緊張した」ことが大きな要因となったようなのですが「まこと氏」が28才の落ち着き、OLのような受け答えと普段から指摘しているように、年に似合わず浮ついたところの無い、およそ緊張とは無縁の存在かと思われていたあの「きらら」が、ここ一番の局面で緊張感に襲われてしまった事が逆に新鮮で不思議に感じました。

さらに、押しも押されぬ「BP賞候補」の一角として挑んだ2018年は印象派ルノワールのように」という、やりようによっては一発あっても不思議じゃない楽曲で挑みながらも、まるでリピート放送でも見るような「ほんとに緊張して、凄い緊張したんですけど…やりきれたの嬉しいです。」というコメントを残し、普段の実力からは程遠い、どこか「よそ行き」で借りてきた猫のようなパフォーマンスに終止してしまい、またもや無冠に終わってしまいます。

普段から「生田」「谷本」といったハロプロの曲者系先輩や「まことさん」に対しても、物怖じするどころか軽口を叩けるようなところがあり、スキが無く喋りも達者で、松原ユリヤが選ぶ「研修生面白い人ランキング」*1でも堂々1位に選ばれるほどの逸材である、あの「米村姫良々」ともあろう人が何故か「実力診断テスト」では借りてきた猫みたいになってしまうという不思議。そのあたり「そうだ! We're ALIVE」という謎めいた選曲と何らかの因果関係があるのか?それを確かめるべく新幹線「のぞみ号」に飛び乗って、一路中野サンプラザへと向かうのでした。

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グッズ売り場で「コレクション生写真」と「パンフレット」を購入してホクホクしていた私は、何気に読み始めた「パンフレット」の中に*2、思いがけず探していた答えを見つけ出し「まじかよキララ!」と心の中で叫んでしまいました。

ハロー!プロジェクト20周年。皆さんにパワーを届けられる選曲にしました!

研修生という立場にありながら「ハロプロ20周年」を代表するがごとき気概を見せたうえに、自分を「審査員気取り」でアレコレ精査する気まんまんの擦れっ枯らしどもの為にピザーラだけじゃなく「パワー」まで届けてくださるなんざアナタ、私は驚いてしまいましたよホントに!*3

何というか、ある意味「賞」を度外視した選択ですし、あくまでもエンターテイナーに徹するという意味においては別に間違った選択でもない。少なくとも「賞」に固執した選曲では無いという事が分かって何とも言えない気持ちになりました。「キララは面白いやっちゃな」と。

本番で米村姫良々が見せた「そうだ! We're ALIVE」は、昨年までとは打って変わって、普段の実力を遺憾なく発揮したハロプロ研修生としての集大成ともいえる出来栄えだったように思います。緊張感も見られず実に堂々としたものでした。

圧巻だったのは歌唱披露後のアラケンとのやりとり「パフォーマンスを終えて如何でしたか?」という獏とした質問に食い気味で飛びついて、弁舌さわやかに捲し立てた以下の饒舌ぶり。

けっこう盛り上がる曲を今回は選んだんですけど、やっぱ皆さんは座ってるじゃないですか。私はこうやって「ワァイ!ワァイ!」って言うんですけど、それが凄いなんか違和感だったんですけど…自分は凄い楽しめました!

アラケンが思わず「相変わらず口が達者なこと」と唸ってしまうくらい、息を荒げながらもハキハキとした口調で滑舌良く話すわけですが、とくに「ワァイ!ワァイ」の人を小馬鹿にしたようなチャラい感じの言い回しなんて、いくら打っても響かない「実力診断テスト」特有の観客との関係性を軽く揶揄しているようで実に痛快でした。おまえら普段はヲタヲタしく「ウリャホイ」盛り上がってるくせしやがって、何で今日だけ眉間にシワ寄せて真剣な顔して見てんだよ?」とね。違和感すごすぎじゃね?と。

キララなんて4回も「実力診断テスト」に出てるわけですから、そんな事など百も承知なわけですよ。でも、その違和感の前に自分は緊張で押しつぶされていた。

実力診断テストが普段のステージとは違い、別の尺度から評価を導き出すことに対しての、ある種「きらら」なりの反発がそうさせたのか。票に結びつくタイプの曲だけが「ハロプロ楽曲」じゃない事を主張したかったのか。本人じゃないので、その真意はわかりません。

ただ確実に言えることは、かつて小6の「きらら」が「好きだから」という理由で選曲した「The 摩天楼 ショー」と同様に、中3で選曲した「ウィアラ」もやはり、凄く好きな曲で歌っていて楽しい曲なんだろうなという事です。いわゆるファンキーなやつですね。そして、健闘むなしく賞に絡むことはありませんでしたが、少なくとも自分にはキララの歌から「パワー」は届きましたよ。10万パワーぐらいでした。 

 <追記>

ゆっくりと、あと2週間ぐらいかけて書くつもりだったのですが事情が変わりました。早耳情報局の皆さんならご存知のとおり「Juice=Juice新体制」とかで、宮崎さん卒業にともない「ハロプロ研修生」からの追加メンバーがあるらしいのです。「モーニング娘。15期メンバー」の発表も近々に迫っており、これはもう、ちんたら書いてる場合でもなくなってしまいました。色々ややこしい事になってしまいます。なので最後の方はけっこう強引な感じでまとめちゃいましたが最後に言いたいのは、会長さん、西口さん、アラケンさん!知ってるかもしれませんが「米村姫良々」は面白いやつですよ!という事です。あの松原ユリヤさんが言うのなら間違いないはずです。

*1:ちなみに2位は中山夏月姫。3位は山田苺。

*2:米村姫良々ページの一口コメント

*3:追記になりますが、中山夏月姫とのグラビアで登場した「アップトゥボーイ2018年10月号」のインタビューで、このような発言がありました。『ハロー!プロジェクトの20周年は研修生として迎えたけど、30周年のときは、メインメンバーであることを願っています!!』
『30周年記念ソングが出たときに、ソロパートをもらえるような位置にいたいですね。
いちばんいいところを歌って「やっぱりここは米村だよね」って、メンバーにもファンの方にも認めてもらえる存在になれたらいいな。』