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使命感的な何かが湧き上がってきたら更新するブログ

モーニング娘。'14に吹く風

都会では街中が「勝負の年だぞ。モーニング娘。'14」の巨大看板で埋め尽くされてると伝え聞きます。うちの近所では全く見かけないのですが、あえて言うなら「神と和解せよ」と書かれた例の看板、あの黒地に白抜き文字のコントラストに「わがまま気のまま愛のジョーク」っぽさを多少感じる程度です。

お正月のどっきり以降も、HEY×3新春SPでダウンタウンに鞘師がイジられたり、生田が所さんとゴルフしたり、めちゃイケ岡女クイズが小出しに毎週放送される等々、数年前では考えられないような華やかなメディア出演が続いているモーニング娘。’14

 彼女たちを紹介する際は常に「去年、再ブレイクを果たした」「フォーメーションダンスで今話題の」「今年注目の」の枕詞。かつてのK-POPブームほどのゴリゴリ感はないものの、世間的にも何となく最近よく見かけるな程度には浸透してきてるんじゃないでしょうか。

このような世間一般が感じる「なぜ今モー娘。が推されだしてるのか?」という素朴な疑問に対し、つんく先生自ら解説するという興味深い場面がありました。

ヤングタウン土曜日恒例、明石家さんま師匠お正月休み穴埋め企画として放送された『おかえり!つんく♂ MBSヤングタウンスペシャル』というラジオ特番においてです。

かつてレギュラーとしてヤンタンで共演していた旧知の仲であるFUJIWARAの2人と久々のラジオ出演。おなじみオレンジの6番さんからのメールきっかけでモーニング娘。’14の話題が展開します。だいたいこんな感じの会話です。

原西 「今年、急にブレイクっていうか注目されたやんか、あれ何を期になの?」

  「俺も知らん間にようテレビで見るなーと思って」

 

FUJIWARA原西さん、一兆個ギャグを持ってる方の人です。旧知の間柄ならではの歯に衣着せぬ単刀直入な疑問のぶつけ方です、まあ当然ちゃ当然こう感じるだろう疑問をダイレクトにぶつけてきました。これに対し我らがつんくボーイはこう答えます。

寺田「あのー、曲が売れたのよ。ばーんとV字回復し始めて」

そんなんで納得いくはずもなくFUJIWARAの2人は間髪入れずまた聞いてきます。

FUJIWARA「なんで急に曲が売れ出すの?」  

 ヲタならみんな知ってることですね、でも大きな声じゃあんま言えないことですよコレは。そこはつんく先生こう切り返します。長いので要点だけ。

  • 鞘師や石田という踊れるメンバー、また歌える小田というメンバーの加入によりモーニング娘。がガラッと変わった。特にダンスが凄くなった。

  • マツコデラックスやユースケサンタマリアをはじめ業界人からの「凄い!」という評判の良さがインターネットを通じて拡散されていった。
  • ヲタクを含め一般層に波及、(Youtube等で)凄い再生されて「音楽が変わった」「ダンスが変わった」と、かつてのイメージを払拭。「今のモー娘。凄い!」の声が広まり再ブレイクどーーーん!!

 公式見解なのでしょうか、まあそうゆう要素もあるっちゃあるんですが、なんだかモヤモヤしますよ。理想論というか「だったら良いのになー」って感じですかね。

 ここでFUJIWARA藤本、フジモン、きしもんのルーツですね。5期メンバーオーディション最終候補の木下優樹菜の旦那の方からこう質問が飛びます。

藤本「でもダンスが上手くなったら素人目線でいったらちょっと離れていくみたいな感じじゃないの?」

 恋愛レボリューション21のダンスをこよなく愛するフジモンならではの意見ですね。完コピ、フリコピ師の先駆け的存在の彼からすれば、簡単でマネしやすいダンスこそがアイドルダンスの至高なのでしょう。

実際、いま一番売れてるとされるアイドルのなんちゃらクッキーがみんなでフリコピして思わずYoutubeにアップしちゃいましたキャンペーンを展開中だったり、かつてはモーニング娘。にもそういう時代があったわけですから。

これに対しつんく先生はプラチナ期を引き合いに出して煙に巻きます。

寺田「ダンスが上手くなったって意味で言うと、もうちょっと前のプラチナ期っていうのが上手いねん、本当の上手さで言うと。今はフォーメーションのニュアンスが変わったっていうのかな、表現の仕方が変わった。それでイメージが変わった。」

 書き起こしみたいになってますが、つんく先生喉の調子がおかしな事になっており、もうガッサガサの断末魔みたい声で喋ってますので大体のニュアンスでお送りしています。

仙人みたいな喋り方に妙な説得力を感じたのか、これ以上喋らせたら喉つぶれるんちゃうかと心配したからなのかは分かりませんが、全体的になんとなく納得しちゃいます。

藤本「そんなんで広まっていくもんやなー、なんやったら口コミやんね。」

 つんく先生、全力で肯定します。

寺田「そうそうそうそうそう」

 原西さんも往年のヒットギャグ「ナルホドナ、ナルホドナ、ナルホドナルホド、ナルホドナ」ばりに同調します。

 原西「でも余計根強いというか、幹が太いやん。そういう出かたって。」

 たしかに根強いのは当たってます、幹も太いでしょう、でもなんだろうこの気持ち悪い感じ。つんく先生のポジティブシンキングトークが止まりません!!

寺田「それで動員もパーッと増えていって、それにともなってBerryzとか℃-uteとかハローのほかのユニット達も武道館でライブ出来るようになったりして、急にまたホントV字回復しはじめたんよ」

これを聞いてフジモンは「一周回ったんかなー」と感想を漏らします。

まあ一周回ったってのはあると思いますね。ようやく順番が巡ってきたともいえます。 

そんな中、つんく先生がなにやらモーニング娘。について発表するとかしないとかで騒がしいようです。

モーニング娘。'14に関する“ある発表”。つんく♂「受け入れていただけるか賭け」「発表すべきか否か迷いも」 | モーニング娘。'14 | BARKS音楽ニュース

 モーニング娘。'14としては初となる新曲発売を間近に控えたこのタイミングでの発表予告。しかも、お得意のツイッターではなくマスコミ各社にむけてのFAXという本格的なやつ。「ふくちゃんのちょっと良い写真」とかそんなレベルじゃないやつです。

たとえ「3作連続オリコン1位」や「売上V字回復」が握手会グルグルやチェキ会パシャパシャの積み重ねが弾き出した身の丈を超えた数字によるものであったとしても、メンバーが足で稼いで勝ち取ったものに変わりません。

モーニング娘。はそもそも握手会による手売りで5万枚のCDを売り上げメジャーデビューを勝ち取ったグループです。

当時のリーダー中澤裕子は24才、グループ唯一の20代でした。

エース安倍なつみはその年高校に入学した16才。

芸能界は運も実力のうちだといいます。どんなに才能や容姿に恵まれていても実力だけではビックスターにはなれない、タイミングや運が肝心です。

どんな発表になるのか予想もつかないですが、「しょうもなー」とヲタ全員ずっこけるのか、それともモーニング娘。を再び芸能界の中心に引っ張り上げるような起爆剤となるのか。

長らく続いた向かい風の時代が終わり、ようやく追い風が吹いてきたこのタイミング。

現在のリーダー道重さゆみは24才、グループ唯一の20代です。

そしてこの春、高校に入学し5月には16才になるエース鞘師里保

彼女がとんでも無い強運の持ち主だと信じたいです。