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娘。13期発表前夜の大国町

先月の勤労感謝の日、大阪オリックス劇場で行なわれたモーニング娘。’16コンサートツアー秋 MY VISION昼公演においてリーダー譜久村聖ちゃんから「娘。13期メンバーオーディション」に関する重大な情報がリークされました。皆さんご承知の通り要約すると以下3点。

  • 13期メンバーがついに決定。新メンバーのお披露目は12月12日の日本武道館公演。
  • 一般からの合格者は無し。
  • 13期メンバーは「ハロプロ研修生」から選ばれた。

実はこの発表、大阪で行われた今ツアー4公演のうち偶然にも唯一見に行った回での出来事でした。ふくちゃんが何か「お知らせ」みたいな事を話し出した時には、まさかそんな重要な発表とはつゆ知らず「新しい写真集が出ます!」とか、どうせそんな事だろうと「水着でフクムラダッシュしてます!」とかだったらDVD購入もやむ無し。などと呑気に構えていたわけです。

余りに不意を突かれたもんで「え!ここで発表すんの?」と勘違いしてテレビカメラ*1をキョロキョロ探してみたり、ふくちゃんの「○○降りといで!」切っ掛けに新メンバーが登場するまで期待してハラハラする始末。欲張りすぎて完全に冷静さを欠いてしまいました。それでも「割とデカイ」発表だったと今更ながら思うわけです。

当然この「13期メンバーは研修生からのみ」という情報は瞬く間にネット中を駆け巡り、アチラコチラで「合格者は誰なのか」と「ハロプロ研修生」を俎上に13期メンバー大予想大会が展開される事態を招きました。

いっぽうで「一般応募からは該当者無し」という結果に対する不満やら「ハロプロ研修生」を経由しないと「ハロプロ」に入る事すらままならないという、ここ最近の傾向に対する否定的意見も多く散見されました。

このあたりのフォローは公式サイトにて以下のように説明がなされます。

前回のオーディション、そして今回の再募集でも可能性を秘めたたくさんの
才能に出会うことができましたが、惜しくも即メンバーを選ぶには至りませんでした。
結成20年目をむかえたモーニング娘。は歴史を重ねてきた分、近年新メンバーとして求められるものも、そのハードルが総合的に上がってきていることを感じています。

たしかに嘗ての「ASAYAN」や、テレ東の「オーデ特番」なんかで展開された「娘。オーディション」ならでは醍醐味や、歌もダンスも未経験みたいな素人あがりの成長物語を見せる事もなしに、過程をすっ飛ばしていきなり「研修生から選ばれました」は如何なもんかという意見もわかります。

しかし、安倍なつみが北海道の田舎街で「ASAYAN」に出るしか歌手になる方法がないとか思っていた時代ははるか昔の出来事で、久住小春にしろ高橋愛にしろ「片田舎」で僅かな情報を頼りに「アイドル」や「芸能人」の道筋を模索したような時代はとうの昔に過ぎ去りました。

特に「AKB」の台頭や「あまちゃん」ブーム「アイドル戦国時代」なんて言葉を目にするようになって以降、歌手やアイドルに憧れを持つ「予備軍」ならば幼少期から地元のスクールやら地方芸能プロダクションに入って「ロコドル」まがいの活動を経験するなんてのも自然の流れというもので、逆に「芸能人志向」「アイドル志向」を持ちながら「歌もダンスも未経験」なんてケースは稀じゃないでしょうか。今「アイドル」になりたいと思ったら余程のことが無い限りなれちゃうわけですよ。名乗るだけならいくらでも出来ちゃう。アイドルの敷居が嘗て無いほど低い時代と言えます。

そんな時代に「SINCE 1998」を掲げる老舗ブランド「ハロプロ」もまた時代の流れとともに変化を余儀なくされたと、こう思うわけです。

ハロプロエッグ」「ハロプロ研修生」と続く研修機関の歴史において「昇格」という形で「モーニング娘。」メンバーに選ばれたのは、9期オーディションでの現リーダー「譜久村聖」が最初のケースでした。8期の「リンリン」に関しては「2007年冬のハロコン」にハロプロエッグと共に参加していたのは、あくまでも「娘。入り」を念頭に置いた「最終テスト」が主目的だったという見解から「ハロプロエッグ」からの昇格とは考えていません。

この後に続く「10期」「11期」は「エッグ・研修生」も一般参加者に混じってオーディション合宿に参加するという形式を取り「10期の工藤」「11期の小田」がモーニング娘。メンバーとなりましたが、11期オーディションは結果的に「ハロプロ研修生」だった「小田さくら」のみが合格して「一般参加者」からの合格者は無しという今回と同じケースに終わりました。この11期オーディション最終合宿参加者から「ハロプロ研修生」入りした研修生17期の牧野真莉愛岸本ゆめの

と、ここまで書いて時間切れです。今からZepp Nambaで行われるハロプロ研修生発表会」を見に行かねばなりません。明日の日本武道館で発表される「13期メンバー」が果たして誰なのか、その答えが見つかるのか、続きは後編で。

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大国町」から最寄りの駅に、PITAPAを駆使して恥ずかしながら帰ってまいりました。

 いやー良かった。特に「つばきファクトリー」の「付き合ってるのに片思い」が最高でした。とりわけ「さおりん」こと小野田紗栞「ね、良いでしょう?」とか痺れましたよね。とか、言ってる場合じゃありません。そんな時間は無いのです。13期は果たして誰なのかという話です。

昼、夜ともに前方ではあるものの下手側「まことポジション」だったので全体を隈無く見れたとは言い難いです。昼夜どちらか2階ファミリー席でも良かったかも知れません。まさか2階の通路にメンバーが降臨するとは、そういった意味でもこれは不覚でした。

時間もないのでザックリいきます。

結局ね、今のモーニング娘。に入って大きな起爆剤たり得る人選じゃなきゃ意味ないと思うわけです。正直言って人数的に現メンバー11人でも多いくらいなのに、そこに入れるからには「現体制を大きく変える」くらいの新メンバーじゃないと。イタズラに数だけ増やしても「キンブレ屋」が困るだけです。

早い話。この子がはいりそうだ!と思わせる、ずば抜けて何か別次元のオーラを放つような子はいませんでした。ただ、この子が入ったなら現体制のモーニング娘。が大きく変わるんじゃないかと。そう思わせる子はいました。

それは、

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加賀楓さんです。

確かに今日、まことに「かえでぃーパーマかけた?」とか質問されてしまうくらいクリンクリンにカールを巻いた「おばさんパーマ」みたいな髪型してましたけども。ただそんな愛嬌ある丸顔とは裏腹に身体のフォルムの格好良さ、シルエットの美しさたるや半端なかった。ダンスのキレ、歌唱の安定も申し分ない。今一番「モーニング娘。」に入ったら面白い存在はズバリ「加賀楓」さんです。

確かにこれまでの「研修生から昇格」パターンを鑑みると12期の羽賀朱音より研修生歴の長い「かえでぃー」の目は無いに等しいと言えます。あるとしても「同期まで」で「研修生時代の先輩」が後輩として加入した例はありません。

だからこそ面白いんじゃないですか。

6期の藤本美貴的な扱いで、期では後輩だけど「同期も同然」くらいの存在として堂々としておけば良いんですよ。加賀なら全然OKです。羽賀に先輩面されようもんなら腹肉掴んで引きずり回したったら良いんですよ。そもそも「あかねちん」に「おへその国からこんにちは」のダンスを教えてあげたのは加賀ちゃんじゃないですか!

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真面目な話になりますが、今年の春にリリースされたモーニング娘。’16の楽曲泡沫サタデーナイト!はアレンジ含め最高の素材を与えてもらったと思うわけですよ。これ久々に世間に打って出れるやつ来たなと。でも、そうはならなかった。

今年の春の娘コンで実際に泡沫サタデーナイト!を生で見て、何となく答えは見つかりました。ズバリ「歌唱に迫力がなかった」のです。「歌唱に余裕がなかった」とも言えます。この曲のポテンシャルを100パーセント引き出せていないと感じたのです。

今、娘。に必要な存在を「ハロプロ研修生」から一人だけ選ぶとしたら「かえでぃー」を置いてほかにありません。加賀楓でファイナルアンサーです。

 

と、ここで終われば綺麗だったのですが、

現実問題として「娘メンバー」によるリークやら、さまざまな状況証拠から「単独加入」ではなく「複数加入」だとか、羽賀ちゃんより年下であるとか、さまざまな情報を踏まえまして、一応「あやしい」と感じたメンバーにも熱視線を浴びせて来たので報告がてら。色が合うという点でモーニング娘。っぽいと感じたのは以下の3名。

時間がないので詳細は避けますが、川村さんの歌声があんなに可愛らしい感じだったなんて知らなかったよ。金津は凄く目を引きました、見ていて面白い。「ゆはね」は精悍な顔つきしてました。年齢的にまだまだ背が伸びそう。とか寸評してる場合じゃない。時間がないのです。あの頃の「はまちゃん」よりも時間がない!

あくまでも「モーニング娘。」に入って一番面白くなるのは加賀楓という結論で、このエントリーを閉めさせていただきます。明日のスカパーの録画予約ボタンを「スイッチON!」してスヤスヤと眠りに付くとしましょう。

*1:ハロ!ステカメラしかありませんでした。