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guchu guchu pay

使命感的な何かが湧き上がってきたら更新するブログ

菊地最愛と棒手さん

のこのこ行ってきた系 他社のアイドル

 呑気に「生たまごSHOW」なんかを満喫してるうちに「ビルボード」に「ガーディアン」ですか「BABYMETAL」周辺をを取り巻く情況もワールドワイドに変わってきました。

BABYMETALは握手しない - guchu guchu pay からの続きです。

当日に、しかも直前に買ったにも関わらず「そこそこ真ん中らへんの番号」だったんですが多分店舗によって当たり外れがあったんでしょうね、開演までそれとなく周りの会話に聞き耳を立てていると「BISがどうたら」とか「ももクロが」とかそんなんばっかで「ハロプロ研修生」の話題一切無し。こりゃ完全にアウェイだわと、そうと分かれば話は早い、こちらも「ハロヲタ」の気配を完全に消し「通りがかりのメタル好き」がたまたま紛れ込んだ風を装います。

まあ実際は「ハロヲタ」ひとり紛れ込めば大体30人は潜伏してるといわれている*1ので、同じように気配を消して潜伏していた「ハロヲタ」も多数いたはず。

そうこうしてるうちに例のドクロの人、「BABYBONE」っていうんですか、あのドクロのキグルミを着たスタッフの人がステージに現れ客席が湧きます、メンバー用の水を配置したりなんかして、会場が徐々に温まってきたところでライブスタート。

なにせ一年以上前の話なんで、些細なライブレポとはいきませんが、一年たっても今だに色褪せない鮮烈な印象がありました。以下こちらのまとめより参照した、この日のセットリスト。

■リリース記念ライブ「イジメ、ダメ、ゼッタイ」in大阪
2013年1月14日 心斎橋FANJ twice

2部
01:ド・キ・ド・キ☆モーニング
02:君とアニメが見たい
03:ヘドバンギャー!!
04:いいね!
05:イジメ、ダメ、ゼッタイ

 

まず観客のノリが「ヲタ」のそれとは違うことになっていた。前年春頃にニコ生で見た「アイドル横丁」あたりの「なんちゃってメタル」風なノリで盛り上がる感じじゃなく、「ヲタ」が完全に「オーディエンス」化していて最前線では「もっしゅっしゅ」なんて牧歌的な言葉の響きとは裏腹にけっこうな殺伐感が渦巻き、アイドル現場の必須アイテム「光る太い棒」を振り回す余裕もないし、むしろそんなん振り回してたら危険な状態。熱心な「もっしゅっしゅメイト」がせっかく手に入れた「世直し棒」が活躍する隙もないほどの「超カオス」っぷり。

「こりゃいかん」とばかりに下手壁際の比較的おとなしい層が集う「安全地帯」にポジショニングを移し、そこからステージへ「熱視線」を送ることにします。

「SU-METAL」こと中元さんの歌に関しては山ほど言いたいことがあるので、ひとまず置いとくとして、なんともまあ水野と菊地が小さい。背中にうっすらと赤いランドセルが透けて見えるレベル。

しかし小さい体で激しく踊る踊る、思いのほかキレのあるダンスにまず圧倒されます。それでこう「お立ち台」に乗って煽ってくるんですね、かわるがわる小さいのが。MCもなけりゃ歌というか「SCREAM」ですか、あれもリップシンクでほぼ喋らないんだけど「目は口ほどに物を言う」じゃないですが表情で煽ってくる。

前の方の客とかエライ事になっていようが1ミリも動じません。肝が座ってるのか、はたまた本当に神が降臨してるのか、ステージ上では徹頭徹尾「MOAMETAL」「YUIMETAL」として振る舞います、プロですよプロ。

特に目を引いたのは「MOAMETAL」こと菊地最愛さん。さすがは「NO MUSIC, NO LIFENO ADULT!」でおなじみタワレコ嶺脇社長が激賞する「ミネワキチルドレン」東の横綱*2だけのことはある。しかし「女は女優よ」とはよく言ったもんで「顔芸」がもはやアカデミー賞レベル。天使のような悪魔の笑顔でヲタを手玉に取ります。さすが「ミネチル」こりゃロリ社長が骨抜きにされるのもやむ無し。「YUIMETAL」こと水野由結さんは、なんつーか、可愛らしかったです。

多分に「ショーケース」的な意味合いを含んだこのライブ。普通メンバー紹介MCくらいありそうなもんだけど、それすら無い「ベビメタスタイル」の徹底ぶり。ほんとに通りすがりのメタル好きだったら誰が誰だかわかりゃしないってもんです。

 喋らないこと国籍不明の謎の覆面レスラーのごとし、MC一切無し、全5曲を饒舌に畳み掛け「ウイアー」「ベビーメタル」のコールアンドレスポンスからの「シーユー!」で駆け抜けるように終了。

圧巻のステージ。なんの装飾もない簡素なライブハウスでのステージでしたが完全に「BABYMETAL」としてのスタイルが確立されており、こりゃ凄いもん見たなと、ちょっと思ってた以上の衝撃を受けたわけです。あまりの事に「キツネ様Tシャツ」なる謎の物販を買いかけるもギリギリその誘惑を振りほどき逃げ帰るようにライブハウスを後にするという有り様でした。

この時点で「BABYMETAL」の3人は、前年7月に行われた目黒鹿鳴館での「コルセット祭り」を皮切りに「I、D、Z~LEGEND “ I ”」、「I、D、Z ~LEGEND "D" SU-METAL聖誕祭」といった単独ライブ、またシンガポールでの海外初公演や「アイドル」以外との対外ライブ等かなりの経験値を積んでいたと思われます。

また「KOBAMETAL」氏というか運営サイド、ベビメタの中の人サイドも「紙芝居」による狂言回し的な演出手法や、「キツネ様」「メタルレジスタンス」「巨大勢力A-KIBA」といった面白ギミック。ステージではMCを挟まないというスタイル。「神バンド」による生演奏をバックにつけることによって広がる展望や可能性。そこらへん全部ひっくるめて、どこに出しても恥ずかしくないエンターテイメントとして「BABYMETAL」の完成を確信したんじゃないでしょうか。

少なくとも初ベビメタ体験をした「ハロヲタ」からみて、これはあと「見つかる」だけのやつやと「メディア」がちょっと動けば一気に火を噴くだけの素地は出来上がってるという感想を持ちました。実際にメジャーデビュー曲「イジメ、ダメ、ゼッタイ」が接触なしで2万枚近くを売り上げた事実に脅威を感じた「ハロヲタ」も少なからずいたことでしょう。

Zepp Tokyoでのワンマンライブ、中元すず香の「さくら学院」卒業を経て、ついに「さ学」の枠内から飛び出し「課外活動」として敢行された初のライブツアー「五月革命」。

ツアー初日、大阪BIGCATに当然のごとく参戦したのは仕方のない事です。そりゃ行きますよ。

会場の規模もそうですが何が変わったかって客層からヲタヲタしさが殆ど無い、全くないわけじゃないけど、パッと見さわやかロックキッズみたいな客層で女子率も高い。あと黒Tだらけ、ほとんどが「ベビメタ」公式Tシャツ、かくゆう私も事前にヤフーでアレして原価の2割増しほどで調達した「SU-METAL15才聖誕T」をちゃっかり着込んでエセ古参を装います。

情報化社会とはいいますが、どこから評判を聞き及んだのか「外国人」の多さに何より驚きました。「ハロプロ」も国際色豊かな方なんですが、そっちで見かけるような外国人ヲタとはタイプ的に明らかに違うんですね。街歩いてても中々お目にかかれないような本場のメタラー風情が2,3人じゃなく何人もいる。中にはアムステルダムの地下酒場の用心棒みたいな見た目のまでいるし。これはもうピンチケが粋がってヲタク相手に暴れられるようなレベルじゃありません。

前の方が「戦場」なのは前回でリサーチ済みなのでいつものみんなが待つハト派ゾーンに陣取ります。

まず前回との最大の違いは生バンドによる演奏、いわゆる「神バンド」ですね。なにが凄いって見た目がオドロオドロしい、神というか暗黒舞踏テイストです。もうベースの人なんか子供が見たら夜中に熱出すレベルの恐ろしさ。

やはり「神バンド」による生演奏の迫力とそれに負けないというか、むしろ轟音や地鳴りの中にあって埋まる事なく、より鮮明に響き渡る「SU-METAL」のボーカルの特性。そして「BABYMETAL」の音楽を視覚的側面から支え、よりユニークなものにしている「MIKIKO先生」によるコレオグラフィーの面白さ。「アンコール無し」なのは正直驚きましたが、非常に満足度の高いライブでした。

この時のライブで忘れられない光景があります。まだライブ中なのに最前線のモッシュピットから人波をかきわけ、逃げ帰るように後方に退避してきた若者を何人も見かけました。衝撃的だったのは、目を充血させ悲しげな表情で退避してくる彼らが皆一様に柄がひん曲がったり、レンズの割れた「ボロボロになったメガネ」を手に持っていたという事です。

中田カオス先生が「いいね!」の歌詞で「アタマユラセ メガネハズセ」と書いていたのはこうゆう事だったのか!「ギュウギュウパンパン詰め込みリュック」をロッカーに突っ込んできた俺は九死に一生を得ました。

なんというか、もはやこれは「アイドル」で括られるもんじゃないなと、実際アイドルの現場感覚で参加すると痛い目に会う。ほんまもんの「メタラー」やら「ロック好き」やら「アムステルダムの用心棒」が混在する、「さくら学院」時代の客層ではない人たちを大いに取り込んでいた訳です。

この「五月革命」のあと再び「ハロヲタ」として通常運転の日々を過ごす事になります。

「メギツネ」以降「BABYMETAL」は新曲のリリースを止め、とにかく「ロックフェス」に出まくっているという風の噂をを聞くにつけ、「ステージ」さえ見てもらえれば「ゼッタイ虜に出来る」だけの自信を持ってるんだろうなあ、ここの運営はと。実際その経験をした僕なんかから見ても、そう思うのも仕方ないと感じますから。

思惑どうり大したメディア露出もないまま「武道館2DAYS」まで辿り着き、待望のアルバムリリースは正に飢餓感十分のタイミングを持って行われ、海外チャートに食い込むという予想外のリアクションを見ました。

まずメディアを取り込んでから逆算的に人気を得ることが流行りの日本のエンタメ事情において、正攻法でメディアが注目せざるを得ないところまで追い込む「ワールドワイド」な境地にいたった「BABYMETAL」。

今後の海外展開を含めこれからも「ハロヲタ」の立場から「熱視線」を送りたいと思います。いずれ行われるであろう「アムステルダム公演」を期待しつつ「中元すず香」の話に続く。

 

*1:筆者が勝手に提唱してる「ハロヲタコックローチ理論」です。

*2:西の横綱は「はまちゃん」ことハロプロ研修生浜浦彩乃さん(13)