guchu guchu pay

使命感的な何かが湧き上がってきたら更新するブログ

正月にたまたま家でテレビを見てたら今のモー娘。が出てきた

正月2日の話題を今頃なんだよって話ですが、放送されてからもうそんなに経ってたのかと、正直そんな感じです。何回も見すぎてその辺の感覚が麻痺してきました。

何の話かって例の正月番組です。

1月2日の午後6時半から、あの日本を代表するテレビ局、優良メディアとの誉高い天下のフジテレビジョンにて放送されたスペシャルプログラム。

モーニング娘。寝起きコンサートどっきり!

の事です。これはもう早めに食事を済ませ、風呂に入って身を清めてから正座して見ました。

そもそも事の発端はFCから送りつけられてきた謎多き番組観覧の募集メール。2013/11/18のことです。

モーニング娘。出演 番組観覧募集のお知らせ

モーニング娘。が出演するフジテレビの正月特別番組の観覧にファンクラブ会員の皆様を抽選でご招待致します!

日時:11月29日(金)~30日(土)
集合時間:20:30頃
場所:東京・お台場
申込制限:1名のみ

こちらの観覧は撮影会場の都合によりバスでの移動および車中泊となりますので予めご了承下さい。(途中休憩あり)
※お申込は20歳以上の方に限ります。
※参加者には記念品としてモーニング娘。ロゴ入りグッズをプレゼント致します。
※番組の詳細は当日説明させて頂きます。
※会場での録画・録音・撮影等は禁止させて頂きます。
※会場では係員の指示に従って頂きますようお願い致します。
※収録はパフォーマンス収録を予定しております。サイリウムやTシャツ等の応援グッズをお持ち頂いても構いません
※長時間のバス移動・車中泊等等がある関係上、車椅子やお体の不自由なお客様につきましては誠に申し訳ございませんが、対応致しかねますので予めご了承下さい。
※30日(土)10:00頃フジテレビ前解散予定です。

 こんなん送られてきて普通行きますか、まあ金銭的にも、日程的にも、ヲタ晒し危険度MAX的にも、そしてまた金銭的にも僕なんかは到底参加出来ないレベルです。

しかし、さすが娘。ヲタ。こんな怪しげな何の番組だかも分からない、しかもバス車中泊を強いられる悪条件にも関わらず、モーニング娘。の為なら一肌でもニ肌でも脱いでやろうじゃねえの!っていう輩がゴロゴロいる、実際に極寒の中、ヲタT一丁でライブに参加した猛者も出る始末。なんだかんだ抽選で落選者も出たんじゃないかな。

正月番組つっても元旦のゴールデンから10日辺りの深夜番組まで幅がある。

どうせハロプロ関係がたまに出る「魁!音楽番付 」なんじゃねえの、いやこれ絶対「めちゃイケSP」だろ、「HEY!×3」来たで!等々。当然この段階でハロヲタ界隈で一通り盛り上がりがありました。

で当日、非参加者からすれば「あー今日だったのか」ってなもんですが地方から参加する人なんかもいて狼のスレやツイッターも次第に盛り上がっていきます。

バス車内では番組スタッフからネタバレ禁止の箝口令が敷かれ、狼やツイッターへの書き込みも逐一監視されるという戒厳令下の中、果敢にも現場ヲタからはいくつかの貴重なヒントが狼に書き込まれました。

モーニング娘。と書かれたハチマキ支給」「放送は1/2の18:30~」「冷えたおにぎり弁当」「企画内容を聞いてヲタ歓声」「夜空がキレイ」「シュウマイ落とした…」等々。

そして収録後、興奮冷めやらぬ現地ヲタからの書き込み。

「オンエアを楽しみにしとけ」

当時のスレ*1を読み返すと結構鋭いというか、そのものズバリの予想をしてる人や、番組の仮タイトルがネタバレしてたりするんですが、どうやらかなり期待の持てる内容っぽくてに安堵しました。

で、そんな事などすっかり忘れかけてた12月27日、めざましテレビで例の正月番組の番宣が流れ、「これ絶対おもろいヤツや!」と期待にワクテカするに至るわけです。

先程も書いた通り、事前に風呂、食事をすませ、いちおう用を足してからオンエアに挑んだ同番組。

もともとハロヲタですから楽しめるのは当然として、期待値をはるかに超えてきた内容の充実っぷりに何だかわからない「今年のモーニング娘。は行ける!」という自信に満ち溢れた手応えまで感じてしまいました。

以下いろいろ良かった点を書き連ねるとこんな感じ。

  • 番組冒頭での「つかみ」的あつかい。
  • モーニング娘。について「わがまま気のまま愛のジョーク」のPVをバックに紹介VTRで丁寧に説明、今また乗りに乗ってる事を強調。
  • このご時世に結構な予算を費やした大掛かりな仕掛けによるドッキリ。
  • 隠し撮りによる普段の子供らしい無邪気な様子が壮大なネタフリとして効いている。ヲタ的には単純に「モーム素。部屋*2的に楽しめる。
  • めがねだーいしによる「ウインク殺人事件やりたいって鞘師さんが!」
  • めがねフクちゃんの、徹夜で同人BL漫画描いてました感。
  • 寝起きでぐだぐだ「ラブマ」から徐々にエンジンかかってきてからの新曲「What is LOVE」のキレキレ具合。
  • ヲタの良い笑顔。
  • ワイプの今田耕司藤田朋子らの好反応。
  • ズッキぽっちゃりネタ大開放。

 この番組、娘。ドッキリ部分だけを編集すると15分くらいの尺ですが、何が素晴らしいかってこの短い時間の中で「今のモーニング娘。の魅力」が簡潔にわかりやすく凝縮されてる点です。

新曲「What is LOVE」がショートバージョンながら正月のゴールデン番組でオンエアされた事。これは宣伝効果として非常に大きかったんじゃないでしょうか。

再ブレイクなんちゃらとか言われながら、実際2013年の年末大型歌番組には一切お呼びが掛からなかったわけですよモーニング娘。には。

しかしドッキリ企画の一場面ながら寝起きスッピンで歌い踊るという絵面は、通常の歌番組ではありえないインパクトを残すことに成功しました。

寝起きコンサートどっきりという企画自体にも汎用性があり秀逸なもので、さすがは「楽しくなければテレビじゃない」のフジテレビさんです、やっぱ他局とは一味違いますね。

視聴率うんぬんとか難しい事は分かりませんが、1月2日の18時半という不特定多数、老若男女が視聴するであろう時間帯にアレが放送されたことが何よりでかい。

正月にたまたま家でテレビを見てたら今のモー娘。が出てきた

 こういう状況が日本のあちらこちらで起こったわけですからね実際、親戚で集まっておせち食いながらテレビ見てたら、いきなり生田とかが出てきちゃうわけです。

そりゃもうお茶の間の会話も弾むってなもんですよ「道重のスッピンけっこう可愛いじゃん」とか「今のモー娘。にはポッチャリした子がいるね」とか「黒縁メガネの子のだーいし感が半端ないですよねぇ、おじいちゃん」とか、おそらくこんな感じでしょうか。

どっきり大成功のボードを持ったTKOがステージに現れ、テッテテレーと例の効果音。ひとしきり弄りがあった後、リーダー道重が言ったこの言葉。

「こんなさー大掛かりなどっきりを仕掛けて貰えるようになったんだねほんとに」

初めてのどっきりに嬉しそうなメンバーたち。ヲタの良い笑顔。

ほんとに本当の意味で「どっきり大成功」な内容でした。

この番組をきっかけにyoutubeやらGoogleやらで「モーニング娘。」を検索し、すっかり今のモーニング娘。モーニング娘。’14」にハマってしまい、数カ月後には「どっきり新規」としてコンサート会場に現れる人たちも少なからず生まれるんじゃなかろうかと、そんな期待の膨らむ好番組でした。以上ですキャップ。

 

 

*1:一人で行くモーニング娘。フジテレビ正月特番番組観覧 4号車

*2:2003年4月20日のハロモニで放送。
モーニング娘が一緒に住んだら?誰かの家に集まったらどうなるんだろう?というファンなら考えそうな妄想を、そのまま実現してしまった企画。「ハロプロ大辞典」より参照